ボドルムでボートに乗った結末
頭領たちが舵室で作戦を練っている間、船底への入り口、つまり、床板は開けっ放しだった。
そこへ、13、4歳くらいのロン毛のカッコいい男の子が、バーで何か買うつもりだったのだろう、小走りでやって来た。つい、目で追っかけていたら、
ストン!!
一瞬、何が起こったのか分からなかった。昔、野球板(ゲーム)で「消える魔球」というのがあったが、そんな感じ。。。
そう、この少年は床が抜けているなんて、これっぽっちも思っていなかったのだ。3メートルくらい深さのある船底に落ちたのだった。辺りは暗くなっていたし、無理もなかった。
幸い、大きな怪我もなさそうだったので、みんなホッとした。
が、母は激怒した。
「床を外してあるなら、どーしてサインを出していなかったのよ?」
「今すぐに病院に行って、我が子を検査させてよ!」と。
大騒ぎになった。
一方、一艘のボートで一人の老いた男性がやって来た。船の修理のプロ(ウスタ)らしい。
「ワシに直せない船はない!」
と言葉には出さないが、顔に書いてあった。
ものの20分くらいだっただろうか?船上に電気が灯り、エンジンがかかった。
ヤッタ〜!!
壊れた船を引っ張っていた船も大喜び!二艘の船を繋ぐ縄は離されたけれど、仲良く帰路に向かった。
そこへ、スゴイ勢いで海上警備隊?のボートが到着。
(遅いよ、今頃。。。)
船はウスタが治したと分かり、
「そうか。んじゃ、誰か早く帰りたい人いるかな?数人なら乗せて送るよ!」
「じゃあ、怪我をしているかも知れない少年をお願いします。家族も一緒に。」
と船員さんが彼らを誘導した。
「これで全員かな?」
と言った瞬間、
「オレも!」
「私も!」
と、少年の家族でも何でもないトルコ人の若者が競ってあちらのボートに飛び乗った。
あああ、、、
踊るトルコ人の振る舞いに感動したあとだけに、大いにがっかりしたのだった。
歓声をあげながら去って行く彼らを黙って見送り、私たちの船と壊れた船を引っ張ってくれた船がマリーナに到着したのは、それから1時間後だった。
海上警備隊の最新式のボート
ボドルム半島にあるSelf catering Villaのご紹介。今年はここでホリデーを過ごしてみませんか?
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応援クリック、ありがとうございます(^o^)
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by gumusluk | 2013-05-14 20:44 | 見どころ